自身が暮らす家が自然災害によって倒壊した場合、必然的に避難所に身を寄せてお世話になることと思います。
その際、自分で何も持参せずに避難所が用意してくださったもののみを使うのであれば、もしかしたら場合によっては心身共に辛くしんどい避難所生活になってしまうかもしれません。
ということでこの今回は、避難所生活の質をいかにして高めるか、に焦点を当てて対策を考えたいと思います。
避難所生活で『必要なもの』『困ること』『気を付けること』は?
私は大きい自然災害や震災に見舞われた経験がないので避難所での生活はメディアを通して受け取るばかりの人生ですが、自然災害はいつなん時どこで被災するかわからない事象で、常日頃から、日常的にシミュレーションしておくことは有事の際に役に立つと思っています。
つまりこの記事でご紹介する避難所生活に於いての
- 必要なもの
- 困ること
- 気を付けること
は自身の経験則ではなく、あくまで様々なメディアから得た情報をもとにシミュレーションしたものだということは予めご了承ください。
また上記3つの要素は全てイコールで関連付けることができるので、
- 困ったときに『必要なもの』
- 気を付けるために『必要なもの』
といった形式で、持ち出せる防災リュックの内容物として準備できそう且つ役立ちそうなものをご紹介していきます。
困ること:着替えやプライバシーの確保
長期間の避難所生活を強いられた場合、清潔な衣類を着用するための定期的な着替えは欠かせません。
避難所にもよると思いますが、自然災害の発生直後では避難者のプライバシー配慮までの準備をスピーディーに行うことは難しいケースがほとんどなのではないでしょうか。
また、赤ちゃんへの授乳に対しても人の目に晒されないための工夫が必要になってくることでしょう。
対策で必要なもの:ポップアップテント
折り畳んで収納された状態から取り出すだけですぐにテントを作ることができるポップアップテントが便利だと思います。
防災リュックの中に入れることは収納時の大きさによって可能・不可能が異なりますが、工夫してリュックの外側に取り付けておけば大きさ的にも重量的にも運び出すことは難しくなく現実的だと思います。
ただし避難所でのテント使用許可は避難所ごとに異なると思うので、広げる前に事前に管理者に相談してみましょう。
困ること:床や地面の床冷え・底冷え
避難した先の環境下によると思いますが、腰を落ち着けた場所が屋内の床、もしくは地面の上のどちらであっても、床冷え・底冷えによって体に伝わる冷気は身体的に悪影響を及ぼします。
体が冷えることによって全身が強張ってしまったり、眠る際にも十分な睡眠が取れないなど、長期的な避難所生活を送る上で必要になる体力を急速に低下させる恐れがあります。
対策で必要なもの:レジャーシートやマット
キャンプやハイキングで使う、折りたたんで持ち運べるレジャーシートが役に立つでしょう。
特に表面がアルミ素材であったりクッション性に優れているとより快適に腰を落ち着けることができるかもしれません。
個人的には、ちょっと嵩張るので携帯には工夫が必要ですが、以下のシートがオススメです。
ポータブル電源などで電気が使える状況であえれば電気カーペットも役に立ちますが、非常に嵩張る上に緊急避難時に持ち運ぶのは現実的ではないので、避難後に少し落ち着いてから、使えそうだったら使うようにするといいでしょう。
困ること:気温低下による寒さ
冬の避難所は寒さにも注意が必要です。
インフラがストップして暖房器具が使えない場合、ただ座っているだけ、ただ過ごしているだけでも寒さに凍えてしまう可能性も十分考えられます。
対策で必要なもの:エマージェンシーシート
とにかく嵩張らずに持ち運びが容易なものを常に携帯しておくようにしましょう。
個人的にオススメなのが過去記事でも紹介したエマージェンシーシートです。
折りたたむとカバンの中に常備していても邪魔にならないくらい小さくなるので、私は通勤カバンの中にも携帯しています。
避難所生活で『必要なもの』『困ること』『気を付けること』の対策を考える、のまとめ
こんな感じで、避難所生活での『必要なもの』『困ること』『気を付けること』のご紹介を終わります。
また思いついたらこの記事に追記していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
参考になれば幸いです。